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後継者不足度から探す(消えそうな順)
43の生業を、後継者不足度(★1〜5・★5が最も深刻)の降順で並べています。
星の判定根拠(一次資料の引用・確度の注記)は各生業のページに全文を載せています。同じ★の中は元のCSVの並び順です。
- ★★★★★ 銭湯・湯守 世界|フィンランドサウナ/ハンマーム
もし消えたら=地域のお年寄りの見守り拠点、世代を超えて街の人が挨拶を交わすコミュニティのハブ。 - ★★★★★ 街の畳屋(い草) 世界|ペルシャ絨毯・無垢床職人
もし消えたら=日本人が実家に帰ったときに感じる「落ち着く匂い」と、床で直にごろ寝する文化。 - ★★★★★ 宮大工 世界|石工・メイスン(欧州)
もし消えたら=世界最古の木造建築群を維持・修復する技術と、木を生命として敬う精神性。 - ★★★★★ 酒蔵杜氏(日本酒の醸造責任者) 世界|ワインメーカー/ヴィントナー(フランス・イタリアなど欧州)
もし消えたら=蔵と杜氏集団が結んできた米作農家との地場のつながり、寒仕込みの時期に蔵人が集まって暮らす季節労働の文化。 - ★★★★★ 刀鍛冶(刀匠) 世界|欧州の刀剣鍛冶(ゾーリンゲン=ドイツ、トレド=スペイン)
もし消えたら=日本刀という美術品・武具を新しく作る技術そのものの断絶、玉鋼を焼くたたら製鉄など上流技術の行き場。 - ★★★★★ 藍染職人(阿波藍による本藍染) 世界|欧州のウォード(大青)染色職人(ドイツ・チューリンゲン地方やフランス・トゥールーズ地方など)
もし消えたら=タデアイ栽培・すくも作り・染めが一体になった地域内分業のものづくり、藍色という和の色彩文化の生きた継承者。 - ★★★★★ 桶・樽職人(結桶師/桶屋) 世界|欧州のクーパー(樽職人。フランス・コニャック/ボルドー地方、スコットランド・スペイサイド地方のウイスキー樽産地等)
もし消えたら=木が呼吸することで味噌・醤油・酒を「生きたまま」熟成させる技術と、桶・樽が支えてきた発酵食文化の土台。 - ★★★★★ 蕎麦打ち職人(手打ち蕎麦) 世界|イタリアのパスタ職人(パスタイオ)
もし消えたら=立ち食いそば屋の湯気とだしの匂い、年越しそばを家族で囲む年末の風景 - ★★★★★ 浜士(塩士)・揚げ浜式製塩職人 世界|フランス・ゲランドの塩田職人(パリュディエ)
もし消えたら=海水を人力で汲み上げ撒き続ける「揚げ浜」という重労働の製塩技術と、江戸時代の加賀藩の専売制のもとで能登に根付いた塩づくりの文化。 - ★★★★★ 浮世絵摺師(木版摺師) 世界|ヨーロッパの銅版画職人(エングレーバー)
もし消えたら=馬連一つで色の濃淡やグラデーションを手加減だけで摺り分ける技術と、絵師・彫師・摺師の分業で一枚の浮世絵を作り上げてきた江戸の版元文化。 - ★★★★★ 醤油職人(醤油蔵の蔵人・杜氏) 世界|イタリアのバルサミコ酢職人(アチェタイア、モデナ/レッジョ・エミリア)
もし消えたら=木桶の中で棲みつく「蔵付き酵母」が生む複雑な香りと、蔵ごと・土地ごとに味が違うという醤油本来の個性、諸味を搾る匂いに満ちた蔵の風景。 - ★★★★★ 三味線職人(三味線製作者) 世界|ヴァイオリン職人(弦楽器製作者、イタリア・クレモナ)
もし消えたら=義太夫・長唄・津軽三味線など、三味線という一本の楽器が支えてきた日本の語り物・唄い物の音色そのもの。 - ★★★★★ 檜皮葺職人(屋根葺師) 世界|イギリスの茅葺き職人(サッチャー)
もし消えたら=檜皮という天然素材だけで曲線を描く、瓦にはない柔らかな屋根の表情と、1976年に文化庁の選定保存技術に指定されたほど希少な、原木からの一貫した技術継承。 - ★★★★★ 弓師(都城大弓) 世界|イングリッシュ・ロングボウ職人(英国の長弓職人)
もし消えたら=1本の弓に200を超える手作業の工程を10年以上かけて体得する技術と、武を重んじる気風の中で育った「弓のまち」都城の記憶。 - ★★★★★ 足袋職人(行田足袋) 世界|ホージヤリー職人(欧州の靴下・ストッキング職人)
もし消えたら=武家の内職として始まり分業で発達した足袋づくりの技術と、最盛期に全国の足袋の8割を生産した「日本一の足袋産地」行田の記憶。 - ★★★★★ 雄勝硯職人 世界|端渓硯職人(中国・広東省)
もし消えたら=室町期(約600年前)から採掘され、江戸初期に伊達政宗に硯を献上し伊達家お抱えの硯師となった歴史。東日本大震災で産地が壊滅的な被害を受けた後も、数少ない職人が採掘から手仕上げまでを一貫して担ってきた技術。 - ★★★★☆ 町の豆腐屋 世界|チーズ専門店(欧州)
もし消えたら=朝の商店街の活気、手鍋を持って買いに行く温かいご近所付き合いの文化。 - ★★★★☆ 包丁研ぎ・刃物鍛冶 世界|西洋ナイフ・刃物職人(独)
もし消えたら=食材本来の味・鮮度・美しさを極限まで引き出す、世界無形文化遺産「和食」の土台。 - ★★★★☆ 鰹節職人 世界|生ハム職人(伊・西)
もし消えたら=昆布(海藻)と鰹節(魚)を掛け合わせることで生まれる「うま味(UMAMI)」の原点。 - ★★★★☆ 和菓子職人 世界|パティシエ(仏)
もし消えたら=四季の微妙な移ろいを愛でる感性と、抹茶の苦味を引き立てる「控えめな美学」。 - ★★★★☆ 和紙職人(手漉き和紙) 世界|欧州の手漉き製紙職人(イタリア・ファブリアーノ、フランスの伝統的製紙所等)
もし消えたら=書画・障子や文化財修復に使われる「光を通す紙」と、1300年にわたり文書・記録を伝えてきた保存性の高い紙の技術。 - ★★★★☆ 下駄職人 世界|オランダのクロンペン(木靴)職人
もし消えたら=夏祭りで下駄を鳴らして歩く音、雨の日に庭先で下駄を履いて出かける生活の所作 - ★★★★☆ 陶芸家・窯元(有田焼) 世界|ヨーロッパの磁器工房(マイセン、ドイツ)
もし消えたら=1616年から続く日本初の磁器生産の技術系譜と、窯元同士が原料・技法を分業しながら支えてきた産地としての一体感。 - ★★★★☆ 庭師・造園職人 世界|フランス式庭園の造園家(ル・ノートル流)/イギリス式風景庭園の庭師
もし消えたら=借景・枯山水など「見立て」によって狭い敷地に自然を凝縮する庭園技術と、庭を通じて四季を愛でる住文化。 - ★★★★☆ 花火師(煙火職人) 世界|西洋の花火師(ピロテクニシャン)
もし消えたら=両国の川開きから続く花火大会の文化と、球形に開く「割物」を手作業で仕込む火薬職人の技術。 - ★★★★☆ 左官職人 世界|イタリアの化粧漆喰職人(イントナコ/スタッコ職人)
もし消えたら=土壁と漆喰が生み出す調湿性・防火性という、木造建築を火災や湿気から守ってきた実用の知恵と、鏝一本で仕上げる左官の技術。 - ★★★★☆ 和裁士 世界|サヴィル・ロウのビスポークテーラー(英国)
もし消えたら=反物を無駄にせず仕立て直しながら世代を超えて着物を受け継ぐという直線裁ちの技術と、体型の変化に着物を合わせる和裁士の技。 - ★★★★☆ 江戸切子職人 世界|ボヘミアン・クリスタルのカットグラス職人(チェコ)
もし消えたら=色被せガラスに和柄を彫り込むという江戸から続くガラス工芸の技術と、隅田川沿いに集積してきたガラス職人の産地としてのつながり。 - ★★★★☆ 西陣織職人(帯匠・織師) 世界|リヨンの絹織物職人(カニュ、フランス)
もし消えたら=金銀糸を織り込んだ帯という「歩く美術品」の技術と、応仁の乱後に職人が土地に戻って再興したという西陣の物語そのもの。 - ★★★★☆ 印章職人(はんこ彫刻師) 世界|紋章・印璽の彫刻職人(シグネットリング彫刻師、ヨーロッパの蝋封印文化)
もし消えたら=一本の印材に名前を彫り込み、朱肉の色で押した瞬間に「本人であることが確定する」という日本独自の証明文化と、篆刻という書と彫りが一体になった工芸技術。 - ★★★★☆ 桐箪笥職人(桐たんす職人) 世界|欧州のシダー材ホープチェスト職人(嫁入り箪笥、欧米の「シダーチェスト」文化)
もし消えたら=湿度で自ら膨張し気密性を保つという桐の特性を熟知し、貴重な着物を虫にも湿気にも負けずに何十年も守り継ぐ収納技術そのもの。 - ★★★★☆ 組紐職人(伊賀くみひも職人) 世界|欧州のパスマントリー職人(組紐・房飾り職人、フランス)
もし消えたら=帯締め一本の色と組み方だけで着物全体の印象を変える、指先だけで幾何学模様を生み出す組み技術と、忍者の里・伊賀に根付いた武具文化の記憶。 - ★★★★☆ 人形師(雛人形・五月人形) 世界|洋人形職人(欧州の磁器人形職人。ドイツ・フランス等)
もし消えたら=頭師・髪付師・小道具師等の工程ごとに分かれた分業体制と、宮中装束を寸分たがわず再現する着せ付けの技術、節句に子の成長を祈る通過儀礼の文化的な記憶。 - ★★★★☆ 建具職人 世界|ジョイナー(欧州の指物・建具大工。英国等)
もし消えたら=部屋ごとに数ミリ単位で異なる歪みを現場で読み取り、木を組んで隙間なく引き戸を仕立てる技術と、障子越しの光を室内に取り込む日本家屋特有の明るさの記憶。 - ★★★★☆ 熊野筆職人(書道筆・化粧筆) 世界|高級毛筆ブラシ職人(英国ケント・ブラシズ社等)
もし消えたら=江戸後期に近隣へ出稼ぎに出た農家が持ち帰った技術から始まり、一つの町がまるごと筆作りの技術系譜として発展してきた歴史と、複数の動物毛を配合して理想の穂先を作る「毛組み」という、書筆から化粧筆まで応用されてきた匠の勘。 - ★★★★☆ 甲州水晶貴石細工職人 世界|アイダー・オーバーシュタインの宝石研磨職人(ドイツ)
もし消えたら=地元で採れた水晶が涸れた後も、京都伝来の研磨技術と職人の目利きだけで世界中から輸入した原石を「甲州水晶貴石細工」として仕立て続けてきた技術の系譜。仏像彫刻から現代のジュエリーまで、一つの技術で形を変え続けてきた産地としての適応力。 - ★★★☆☆ 旅館の女将・仲居 世界|ホテルのコンシェルジュ
もし消えたら=マニュアル化できない、人と人の間の余白や空気を読み合う日本古来のコミュニケーション。 - ★★★☆☆ 南部鉄器職人(鋳物師) 世界|ヨーロッパの鋳鉄鍋工房(フランスの琺瑯鋳物等)
もし消えたら=川砂を使った「惣型」鋳造という手仕事による鋳物技術と、鉄瓶で沸かした白湯が水をまろやかにするという茶の湯釜以来の暮らしの知恵。 - ★★★☆☆ 漬物職人 世界|ドイツのザワークラウト職人
もし消えたら=毎日かき混ぜて育てる「糠床」という生きた発酵文化と、京漬物・野沢菜など地域ごとに育まれた多様な漬け方の技術。 - ★★★☆☆ 数珠職人(京念珠) 世界|ロザリオ職人(カトリック教会のロザリオ製作者、欧州)
もし消えたら=宗派ごとに珠の数・房の結び方まで異なる数珠を一珠ずつ手で結ぶ技術と、京都が珠数生産の9割を担ってきた分業の産地構造。 - ★★★☆☆ 線香職人(淡路島) 世界|アガルバッティ職人(インドの線香職人)
もし消えたら=椨の樹皮粉末を練り、型から押し出して天日で乾かす工程を熟練の勘だけで管理する技術と、淡路島が線香生産で日本一を占めてきた産地の記憶。 - ★★★☆☆ 一位一刀彫職人 世界|木彫り職人(ドイツ・オーバーアマガウ、スイス・ブリエンツ等、欧州の木彫刻職人)
もし消えたら=一本の刀だけで丸みや陰影を彫り出す一刀彫の技術と、300〜400年かけてしか育たないイチイの木目を無駄なく生かす目利きの記憶。 - ★★★☆☆ 宝石珊瑚細工職人(土佐珊瑚) 世界|トッレ・デル・グレコの珊瑚職人(イタリア)
もし消えたら=江戸末期に土佐藩の禁制品だった珊瑚が、明治以降に高知の原木オークションを通じて世界に流通する宝飾品へと育っていった歴史と、深海性ゆえに地中海の珊瑚には無い桃色・白色の色幅を活かす彫刻・染色の技術。