日本の生業と、世界の似たサービス > 建具職人
平安時代に几帳・屏風等の間仕切り建具の原型ができ、平安時代後期に現在の障子(明障子)が生まれたとされる。安土桃山〜江戸時代の書院造で襖・障子を多用する様式が確立した。全国建具組合連合会は1956年(昭和31年)設立。
| 日本|建具職人 | 世界|ジョイナー(欧州の指物・建具大工。英国等) | |
|---|---|---|
| アプローチ | 木材を組子等の細工でパズルのように組み、和紙や薄いガラスを張った「引いて開ける」軽量な建具(障子・襖・戸)を、部屋ごとの微妙な歪みに合わせて現場で調整して仕立てる | 厚みのある木材やガラスパネルを蝶番でつなぎ、「押して・引いて開閉する」重厚な扉や窓枠を規格寸法に近い形で仕立てる |
| 使う道具(日本側) | 鉋、鑿、指物差し、溝切りカッター、組子用の型 | |
| 使う素材(日本側) | 木材(杉・檜等)、和紙、ガラス、金具 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ実測しています(CSVに世界側の対になる列が無いため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=韓国の伝統建具「窓戸紙(창호지)」障子。木枠に紙を張る点は共通するが、格子がより細かく紙を外側に貼る点が異なる(一次資料での裏付けは未確認のため参考情報)。
日本は木造軸組の家屋で壁が少なく開口部が大きいため、省スペースで開閉できる引き戸・引き違いの建具が発達した。欧州は石造・煉瓦造の壁が主体で開口部が小さく限られるため、気密性を重視した開き戸・開き窓が発達した。
| 事業者数(現在) | 要取得(全国建具組合連合会公式サイトに全国合計の会員数の記載なし。傘下の新潟県建具組合連合会は公式サイトに44事業所と掲載) |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | 要取得 |
| ピークの年 | 要取得 |
| 統計の基準年 | ─ |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ ★4(大工全体の就業者数は1980年ピーク時の約94万人から2020年に約30万人へ減少し、残る大工の約6割が50歳以上・30歳未満は7%という報道があるが、これは建具職人単体ではなく建設業・大工全体の傾向であり、建具職人単体の一次統計での裏付けは未確認) |
| 統計の出典URL | ─ |
部屋ごとに数ミリ単位で異なる歪みを現場で読み取り、木を組んで隙間なく引き戸を仕立てる技術と、障子越しの光を室内に取り込む日本家屋特有の明るさの記憶。
アルミサッシ・既製建具(プレハブ工法)への置き換えによる需要縮小、住宅の洋風化による和室・障子・襖の減少が一般的な業界動向として指摘される。建具職人単体の定量的な後継者データ・事業者数推移は確認できず。
全国建具組合連合会公式サイト(zenkokutategu.com)のトップページ・「概要・沿革」ページを直接開いたが、全国の会員数・事業者数の記載は無かった。同連合会傘下の新潟県建具組合連合会が公式サイトに掲載する事業所数「44事業所」のみ検索結果から確認できたが、これは1県のみのデータであり全国合計ではないため、20列(事業者数現在)には採用せず本備考にとどめた。全国建具組合連合会は1956年(昭和31年)設立、2002年に全国伝統建具技術保存会が「会員97社」で設立されたという沿革上の数字も確認したが、これも現在の全国事業者数を示す数字ではない。「江戸建具」という単独の経済産業大臣指定・東京都指定の伝統工芸品としての指定は検索結果からは確認できなかった(東京都の伝統工芸品42品目の一覧に建具単体の項目を確認できず、代わりに江戸指物・江戸からかみ等の関連品目のみ確認)。建具製造業は経済センサス-活動調査の産業分類に含まれるとみられるが、e-stat上のデータはJS動的描画のページが多く、本セッションでは建具単体の事業所数を数値として直接確認できなかった(過去のセッションで和菓子の事業所数についても同様の理由でe-stat採用を見送った前例と同じ制約)。
産地|全国に分散(東京〈江戸建具〉・京都・静岡〈駿河建具〉等に産地の組合がある) 世界の対比先|欧州
English: Tategu-shi (Japanese Joiner / Fixture Craftsman)(A tategu-shi hand-fits wooden lattice frames with washi paper or glass into Japan's sliding shoji and fusuma doors, measuring each room's slight distortions on site so the panels glide without a gap.)