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産地|沖縄県(17件)
「代表的な産地・都市」欄に沖縄県が含まれる生業、17件です。
- 三味線職人(三味線製作者) 世界|ヴァイオリン職人(弦楽器製作者、イタリア・クレモナ)
もし消えたら=義太夫・長唄・津軽三味線など、三味線という一本の楽器が支えてきた日本の語り物・唄い物の音色そのもの。 - 三線職人 世界|アメリカのバンジョー職人
もし消えたら=ニシキヘビの皮を胴に張り棹の型で流派を表す製作技術と、廃藩置県後に士族から庶民へ広がった沖縄の生活音楽の担い手 - びんがた職人(琉球) 世界|インドネシアのバティック(ろうけつ染め)職人
もし消えたら=1枚の型紙に多色を差し分ける『色差し』の技法と、中国・日本・南方の意匠が交わった琉球独自の染めの美意識 - 漆器職人(琉球漆器) 世界|タイ・ミャンマーの漆器職人(東南アジアの気候・中国交易ルートの影響を受けた南方系漆文化の系譜)
もし消えたら=15世紀の琉球王国時代から貝摺奉行所が管理してきた、堆錦という琉球独自の技法と、中国・朝鮮・東南アジアへの献上品として育まれた南方系漆文化の記憶 - 芭蕉布織り手(喜如嘉) 世界|フィリピンのピニャ(パイナップル繊維)織職人、またはアバカ(マニラ麻)織職人(熱帯の植物繊維を糸にして涼しい布を織る系譜)
もし消えたら=12〜13世紀頃からと伝わる、糸芭蕉を育てて糸に績むところから始まる気の遠くなる手仕事と、戦後途絶えかけた技術を人間国宝・平良敏子が復興させた記憶 - 琉球絣織元 世界|インドネシアのイカット(絣)織元
もし消えたら=経緯絣という高度な位置合わせの技法と、約600種にのぼるとされる身の回りの動植物文様の体系が失われる - 陶芸家・窯元(壺屋焼) 世界|ヨーロッパの磁器工房(マイセン、ドイツ)
もし消えたら=東アジアの交易と王府の政策が交差して生まれた、上焼(実用の日用品)と荒焼(魔除けのシーサー等)という2系統が同じ産地に共存する技術体系 - 織元(読谷山花織) 世界|グアテマラの先住民族織物(マヤ系民族衣装ウィピル。バックストラップ織機で幾何学模様を織り出す伝統が近い)
もし消えたら=一度は絶滅寸前まで衰退しながら、1964年の有志の復興運動と与那嶺貞という一人の織り手の尽力で蘇った「約30種の模様」を織り出す緯浮花織等の技法 - 織元(首里織) 世界|フランスのゴブラン織職人(王室の庇護のもと発達した紋織物の伝統)
もし消えたら=王族・貴族専用として身分ごとに使い分けられた花倉織・道屯織等7つの技法の体系と、士族女性だけが織ることを許されたという琉球王朝の格式の記憶 - 織元(与那国織) 世界|スコットランド・アウターヘブリディーズ諸島のハリスツイード職人(法律で産地・製法が保護された、絶海の孤島で織られる毛織物)
もし消えたら=日本最西端の島で室役人だけが着用を許されたという格式を持ちながら、女性たちが使命感と誇りを持って継いできた4つの織り技法の体系。 - 織元(久米島紬) 世界|インド・グジャラート州のパトラ(Patola)織元(経糸と緯糸の両方を先染めする「二重絣」で知られる、絣織物の源流とされる伝統)
もし消えたら=「日本の絣の源流」と呼ばれる技術的な系譜と、養蚕から染色・製織まですべてを一人の織り手・島内産の材料で完結させるという、他に類を見ない自己完結性。 - 織元(八重山上布) 世界|アイルランドのアイリッシュ・リネン職人(麻の一種フラックスを原料に、屋外の芝生や日光にさらして自然に漂白する伝統技法を持つ)
もし消えたら=重い人頭税の貢納布として織られてきたという苦難の歴史と、海水で色止めする「海ざらし」という石垣島ならではの自然に委ねた仕上げ技術。 - 織元(南風原花織) 世界|イタリア・コモ地方のブロケード織職人(浮き織り〈供給緯糸〉技法で立体的な紋様を織り出す、ヨーロッパ屈指の絹織物産地)
もし消えたら=女子補習学校を通じて村の女性たちが確立した喜屋武花織・照屋花織等、大別4種・細分9種にも及ぶ浮織の技法体系。 - 織元(宮古上布) 世界|韓国・忠清南道のハンサン苧(モシ)織元(ユネスコ無形文化遺産に登録された、苧麻を原料とする韓国の最高級麻織物)
もし消えたら=木槌で一万回も叩くという気の遠くなる「きぬた打ち」の工程と、国の重要無形文化財にも指定された最高級麻織物としての格式。 - 織元(知花花織) 世界|スウェーデン・ダーラナ地方の民俗織物職人(村の女性たちが祭りの晴れ着のために自家用として織り継いできた、地域固有の紋様織物)
もし消えたら=琉球王府への献上品ではなく、村の女性たちが自分たちの祭りのために自由な発想で織り続けてきたという、他の沖縄の織物とは異なる「庶民の物語」。 - 織元(読谷山ミンサー) 世界|中央アジア(アフガニスタン・タジキスタン等)の細帯織り職人(幅の狭い織機で経糸を浮かせて幾何学文様を織り出す、シルクロード沿いの伝統的な帯・紐織り)
もし消えたら=「いつの世までも末永く」の想いを込めた「五つと四つ」の絣模様と、中央アジアから伝わったとされる遠いルーツを持ちながら一度は戦後に完全に途絶えた技術を、有志が復元した記憶。 - 織元(八重山ミンサー) 世界|ハンガリー・トランシルヴァニア地方の民俗刺繍織元(求婚・婚礼の際に恋人へ贈る、象徴文様を織り込んだ手仕事の布の伝統)
もし消えたら=「いつの世までも末長く」という想いを五つ四つの升目に込めて贈る文化と、石垣市・竹富町という八重山諸島固有の木綿平織りの技術が失われる