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産地|広島県(14件)
「代表的な産地・都市」欄に広島県が含まれる生業、14件です。
- 酒蔵杜氏(日本酒の醸造責任者) 世界|ワインメーカー/ヴィントナー(フランス・イタリアなど欧州)
もし消えたら=蔵と杜氏集団が結んできた米作農家との地場のつながり、寒仕込みの時期に蔵人が集まって暮らす季節労働の文化。 - 下駄職人 世界|オランダのクロンペン(木靴)職人
もし消えたら=夏祭りで下駄を鳴らして歩く音、雨の日に庭先で下駄を履いて出かける生活の所作 - 熊野筆職人(書道筆・化粧筆) 世界|高級毛筆ブラシ職人(英国ケント・ブラシズ社等)
もし消えたら=江戸後期に近隣へ出稼ぎに出た農家が持ち帰った技術から始まり、一つの町がまるごと筆作りの技術系譜として発展してきた歴史と、複数の動物毛を配合して理想の穂先を作る「毛組み」という、書筆から化粧筆まで応用されてきた匠の勘。 - 絣織元(備後絣) 世界|インドネシア・インドの絣(イカット)織元
もし消えたら=最盛期に年間300万反を織った産地の技術基盤と、竹の皮でくくって藍で染める「井桁絣」の技法が失われる - 宮島細工職人 世界|スウェーデンのダーラナ地方の木彫り職人(スロイド〈slöjd〉と呼ばれる、日用の木工道具を手作業で仕上げる民芸の系譜)
もし消えたら=弁財天の琵琶の形から着想を得たと伝わるしゃもじ発祥の逸話と、厳島神社の門前町として蓄積された宮大工・指物師の木工技術 - 川尻筆職人(筆司) 世界|フランスのラファエル社(Raphaël)に代表される高級画筆職人(コリンスキー等の獣毛を選別・整形する、美術用毛筆の専門職人)
もし消えたら=江戸へ出稼ぎに行った村人が筆作りの技術を持ち帰ったという成り立ちと、同じ広島県の熊野筆と合わせ国内生産の約9割を占めるという集中度 - 仏壇職人(広島仏壇) 世界|イタリア・バロック期の教会付属工房による金箔祭壇職人(複数の職人が分業で手掛ける、金箔と彫刻を多用した荘厳な祭壇の伝統)
もし消えたら=大正末期に生産量全国一位を誇った「金仏壇の都」としての記憶と、浅野藩の紀州からの転封に由来する位牌細工・錺金具の技術系譜。 - 陶芸家・窯元(宮島焼) 世界|フランス・カンペール焼職人(巡礼地・観光地に結びついた、地域の風土を映す絵付け陶器の伝統)
もし消えたら=厳島神社本殿の下の砂を練り込むことで生まれる、二つとない自然な窯変模様と、「お砂焼」という名に込められた参拝・信仰との結びつき。 - 漆芸家(一国斎高盛絵) 世界|イタリア・ヴェネツィアの装飾漆器職人(漆に似た樹脂塗料〈ラッカ〉を盛り上げて絵柄を描く、ヨーロッパの伝統的な立体装飾技法)
もし消えたら=尾張藩士を祖とする金城一国斎の家系が江戸時代末期から170年以上かけて完成させた「堆彩漆」という極めて類例の少ない独自の漆芸技法と、アシナガバチを草木花に配するという一国斎特有の意匠 - 銅蟲職人 世界|モロッコの銅細工職人(手打ちの銅板を燻して独特の古色を出す、北アフリカの伝統的な銅工芸)
もし消えたら=江戸時代初めの銅細工師・佐々木伝兵衛に由来する歴史と、稲藁で燻すことで生まれる全国唯一とされる黒茶色の玉虫古色という秘法 - 土人形師(三次人形) 世界|メキシコのタラベラ焼の人形職人(型に粘土を詰めて成形し、彩色を施す中南米の伝統的な陶製人形細工)
もし消えたら=江戸時代から広島県北一帯で子供の健やかな成長を願う初節句の風習と結びついて受け継がれてきた、彩色に膠を用いることで生まれる独特の光沢を持つ約140種の意匠を持つ土人形の技術 - 刳物師(戸河内刳物) 世界|スウェーデンのスロイド(木工民芸)職人(斧やナイフのみで木を彫り出す、北欧の伝統的な手仕事の木工技術)
もし消えたら=江戸時代後期から約200年続く、やすりやサンドペーパーを一切使わず刃物のみで仕上げるという厳格な流儀と、「浮上お玉」として愛用されてきた手作りのお玉杓子の技術 - 挽物師(戸河内挽物) 世界|イギリスのウッドターナー(木工ろくろ職人、伝統的なろくろを用いてボウルや家具部材を挽き出す職人)
もし消えたら=明治中頃に島根県から移住してきた石田富次が伝えたろくろ挽きと漆塗りの技術と、同じ戸河内の刳物とは異なる系譜の木工技術 - 琴職人(福山琴) 世界|ドイツ・欧州の弦楽器製作者(ヴァイオリン・ハープシコード等のルシアー〈弦楽器職人〉)
もし消えたら=ピーク時に全国生産の約7割を占めたとされる規模で培われた桐材選定・綾杉彫りの技術と、木材選びから調律まで一人の職人が数ヶ月かけて仕上げる一貫生産体制