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産地|富山県(12件)
「代表的な産地・都市」欄に富山県が含まれる生業、12件です。
- 高岡銅器職人 世界|欧州の鐘鋳造職人(英国ホワイトチャペル鋳造所、イタリアの教会鐘鋳造工房の系譜)
もし消えたら=全国シェアの多くを占める鋳物産業の生産基盤と、13種の鋳造技法を使い分ける多品種生産体制 - 木彫刻師(井波彫刻) 世界|ヨーロッパの教会彫刻職人(ゴシック聖堂の木彫祭壇職人)
もし消えたら=日本一の木彫刻の町として集積した約90名の彫刻師の技術基盤と、寺院彫刻から一般工芸まで手がける技術の幅が失われる - 木象嵌職人(富山木象嵌) 世界|イタリアの木象嵌(インタルシオ)職人
もし消えたら=彫り込んでから木片をはめ込むという緻密な技法と、高岡の金工・漆器技術と結びついた木工文化が失われる - 菅笠職人(越中福岡の菅笠) 世界|エクアドル・パナマ帽(トキヤ椰子製の草帽子)職人
もし消えたら=元治元年(1864年)に210万蓋(枚)もの出荷記録を持ち「加賀笠」の名で全国に知られた一大産業が、現在は年間約3万枚まで縮小しながらも全国シェア9割以上を守り続けている、という規模の激変そのものの記録が失われる - 木地師(庄川挽物木地) 世界|英国のボジャー(森の中でポールレイズを使い椅子の脚を挽く伝統木工職人)
もし消えたら=1866年(慶応2年)に魚津の木地師・越後屋清次が始めたとされる技術と、一人前になるまで10年を要するため小学校卒業後すぐに弟子入りしていたという徒弟制度の重みが失われる - 漆器職人(高岡漆器) 世界|シリア・ダマスカスの螺鈿象嵌木工職人(幾何学文様の木工にサダフ〈貝殻〉を象嵌するイスラーム木工の系譜)
もし消えたら=貝殻を光の角度で七色に見せる「青貝塗」の螺鈿と、中国趣味の異国的な意匠を漆で立体的に描く「勇助塗」という、他の漆器産地には無い2つの個性的な技法 - 和紙職人(越中和紙) 世界|韓国の韓紙(ハンジ)職人(楮を原料とし、伝統医薬品の包装や公文書に使われる手漉き紙の職人)
もし消えたら=「越中富山の置き薬」を包んできた実用の紙という成り立ちと、蛭谷和紙では集落にただ一軒残っていた漉元から2003年に外部の紙漉き作家が技術を口伝で受け継ぎ存続させたという再生の物語 - 仏壇職人(高岡仏壇) 世界|ドイツの家庭用祭壇(Hausaltar、私的な礼拝のための扉付き木製祭壇家具)
もし消えたら=高岡銅器の彫金技術を仏壇の錺金具に転用してきた、鋳物の町ならではの金工と仏壇製造の結びつき - 陶芸家・窯元(越中瀬戸焼) 世界|英国スタッフォードシャーの陶工(移住・伝承によって技術が根付いた、欧州随一の陶磁器産地)
もし消えたら=430年以上前に尾張瀬戸から移植された技術を、北陸有数の古窯地として守り続けてきた歴史と、現在7名の作家が『今を継ぐ新たな越中瀬戸焼』を目指して作陶を続ける小さな産地の火が消える - 鋳物師(高岡鉄器) 世界|英国コールブルックデールの美術鋳物職人(産業革命期に発達した、装飾用鋳鉄工芸〈アイアンブリッジで知られる〉の産地)
もし消えたら=400年以上の歴史を持つ高岡鋳物の技術基盤を鉄という素材に応用し、銅器とは異なる質感・重量感を持つ美術鉄器を生み出してきた戦後からの新しい系譜が失われる - 土人形師(とやま土人形) 世界|ロシアのディムコヴォ玩具職人(粘土を型に入れ極彩色に彩色する、ヴャトカ地方の伝統的なロシア民芸玩具)
もし消えたら=藩主前田利保が招いた陶工・広瀬秀信の技術を、渡辺家という一つの家業だけが守り続けてきた系譜と、素朴で温かみのある色使いで縁起物・玩具として親しまれてきた富山土人形の伝統が失われる - 箔職人(金沢箔) 世界|イタリア・フィレンツェの金箔打ち職人(バッティローロ組合の伝統技術)
もし消えたら=国内金箔生産のおよそ99%という圧倒的シェアが失われ、漆器の蒔絵・仏壇仏具・陶磁器の絵付け等、他の日本の工芸文化全体が素材面で立ち行かなくなる