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和ろうそく職人世界の似たサービス ─ 欧州のチャンドラー(蝋燭職人、蝋燭職人ギルドの伝統)
室町時代(当初は輸入品の貴重品。江戸期にハゼ蝋の国産化で庶民に広がった)
共通の目的暗闇を照らす炎を、油脂から手作業で作る
やり方が、どう違うのか
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、
世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=中国の伝統的な植物性蝋燭職人(虫白蝋等、植物・昆虫由来の蝋を使う地域がある)
なぜ違いが生まれたのか
日本は仏事・神事で「消えない大きな炎」が尊ばれ、手掛け技法が発達した。欧州は教会・家庭の実用照明として大量生産できる鋳造技法が発達した
五感で味わう価値・職人のこだわり
- 出会える舞台・空間|和ろうそくを作る工房は、滋賀県高島市、石川県七尾市、愛知県岡崎市、福井県越前市など全国に分散する。石川県七尾市は和ろうそくの生産量が全国で最も多いとされる。原料の灯芯は、大和川・富雄川・岡崎川に囲まれた奈良県生駒郡安堵町でひかれたものが、全国の和ろうそく製造のほとんどに使われている。同町の技術は平成8年発足の灯芯保存会(会員約40名)が受け継ぎ、東大寺二月堂の修二会(お水取り)でも安堵町の灯芯が使われている。問い合わせ先は安堵町歴史民俗資料館(電話0743-57-5090番)。
- 五感|40から45度に溶かした木蝋を素手ですくい、5、6本ずつ束ねた灯芯を手のひらの上でゆっくり転がしながら塗り重ねる。乾いてはまた蝋を掛けるという動作を繰り返すたび、芯は少しずつ太くなり、蝋の匂いと熱がじかに手に伝わる。仕上げに熱めの蝋で艶を出すと、表面がなめらかな光沢を帯びる。灯した炎は太い芯だと高さ約11センチにもなり、植物性の木蝋は油煙が少なく、風がなくても自然に揺らぐ。燃え残った芯は根元から1から2センチほど残して切り取り、灯りを整える。
- 異常なこだわり|和ろうそくの芯は、和紙を筒状に巻いたものに、い草の仲間からとれる灯芯草をらせん状に巻き付け、真綿でくるんで作る。製法には「手掛け」と「型掛け」があり、手掛けは道具を使わず、蝋を何度も手のひらで塗り重ねて太らせていく。型掛けで木型を使う工房では、木型そのものの製作だけで2から3年かかり、成形後も1から2か月寝かせてから完成とする。号数(サイズ)は、イカリ型で6.7号から1000号(高さ6.7センチから44センチ)、棒型で5.2号から200号(高さ5.2センチから32.5センチ)まで幅があり、号数が大きくなるほど燃焼時間も長くなる。灯芯をひく奈良県安堵町では、文政元年(1818年)から天保7年(1836年)にかけての経営記録が残り、灯芯ひきによる現銀収入が当時の年収入の10から20%前後を占めていたという。原料は木蝋(櫨蝋)などの植物性ロウで、洋ろうそくのパラフィン(石油由来)とは成分が異なる。
- 外国人の驚き|金属や電動の道具を使わず、40度台の熱い蝋を職人が素手で直接すくい、手のひらで転がしながら芯に塗り重ねていく製法に驚かれる。木型を作るだけで2から3年かかる工房もあり、1本のろうそくが完成するまでに数か月を要することもある。奈良県安堵町では藺草の栽培そのものは昭和40年代に途絶え、いまは茨城県産の藺草を取り寄せて灯芯だけをひいているという分業の細かさにも驚かれる。灯した炎の高さは約11センチにもなり、10年たっても灯すのに問題がないという保存性にも驚かれる。芯打ちという技法を使えば、煙を立てずに火を消すこともできる。
- 豆知識|和ろうそくは、仏教伝来とともに中国から伝わった「蜜ろうそく」が起源とされる。江戸時代になると、蝋の原料になる漆や櫨(ハゼ)が各藩で保護・奨励栽培されるようになり、庶民の間にもろうそくが広まっていったと伝わる。灯芯は、和紙に灯芯草(い草の仲間の髄)を巻き付けた中空構造で、毛細管現象でロウを吸い上げる仕組みになっている。原料の木蝋は主にハゼの実からとれる植物性のロウで、菜の花の種や米ぬか、漆の実からロウを採る例もある。石油由来のパラフィンを使う洋ろうそくとは原料も芯の構造も異なり、すすが少なく、風がなくても炎が大きく揺れるのが和ろうそくの特徴とされる。
もし消えたら、何が失われるのか
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
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| ピークの年 | —(未確認) |
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| 統計の基準年 | —(未確認) |
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| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
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| 統計の出典URL | —(未確認) |
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失われるもの(数字にならないもの)
仏壇や神事で灯される「消えない炎」の伝統と、灯芯まで手作業で巻き上げる技法
いま直面している問題
職人の高齢化、原料となるハゼ蝋生産農家の減少、仏壇を持たない世帯の増加による需要減
出典
産地|滋賀県高島市、石川県七尾市、愛知県岡崎市、福井県越前市など全国に分散(石川県 福井県 愛知県 滋賀県) 世界の対比先|欧州
English: Warousoku (Japanese vegetable wax candle)(A hand-dipped candle built up layer by layer from sumac-tree wax, prized for its large steady flame and near-smokeless burn.)