日本の生業と、世界の似たサービス > 本場黄八丈の染織職人
平安時代末期には八丈島で絹織物が作られていたとされ、源為朝が初めて貢納したとの伝承がある。1977年(昭和52年)に国の伝統的工芸品に指定
| 日本|本場黄八丈の染織職人 | 世界|スコットランド・ハリス島のハリスツイード職人 | |
|---|---|---|
| アプローチ | 島に自生するコブナグサ(黄色)・タブノキ(樺色)・シイ(黒)等の植物を煎じて糸を染め、泥での媒染も併用しながら、黄・樺・黒の三色で縞・格子模様に織り上げる。染めから織りまで一貫して島内で完結する | ハリス島・ルイス島に自生するわけではないが、島の家庭で紡がれ手織りされた純毛のツイードで、原毛の段階から島内で紡ぎ・染め・織りまでを一貫して行うことが法律(ハリスツイード法)で定義づけられている。植物由来の伝統染料を使うことが多いが黄八丈ほど厳密な三色限定ではない |
| 使う道具(日本側) | 機(はた)、染め用の大釜、泥(媒染用) | |
| 使う素材(日本側) | 絹糸、コブナグサ・タブノキ・シイ・マダミ等の島の植物 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=沖縄・久米島紬。同じく島の植物染料を使う絹織物だが、久米島紬は泥染めを含む多様な色調を持つ点で黄八丈の三色限定とは異なる
八丈島は絹織物の原料となる蚕・桑の栽培に適し、周囲を海に囲まれた孤島という立地から独自の植生(コブナグサ等)が育ち、それを染料とする独自の色調が確立した。かつては貢租(年貢)として黄八丈が納められた歴史も産地の技術を支えた。ハリス島も同様に孤島という立地が、外部の染料・技術に頼らない島内完結の生産体制を必然化させた
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | https://www.hachijo.gr.jp/specials/kihachijo/ |
コブナグサ・タブノキ・シイという島に自生する植物だけで黄・樺・黒の三色を染め出す技術と、貢租として納められた歴史を持つ絹織物の系譜
職人の高齢化・後継者不足、離島という立地による人材確保の難しさ
産地|東京都八丈島(八丈町)(東京都) 世界の対比先|その他・分類なし
English: Honba-Kihachijo weaver (Hachijo island natural-dye silk maker)(A Honba-Kihachijo weaver dyes silk thread using only plants that grow wild on Hachijo Island, yielding a fixed palette of yellow, russet, and black that becomes striped or checked cloth once woven, a tradition once paid to the shogunate as tribute.)