日本の生業と、世界の似たサービス > 江戸からかみ職人
平安時代、中国伝来の紋唐紙を国産化したのが起源とされ、中世に襖・屏風装飾として広まり、江戸時代に多くの唐紙師が活躍した
| 日本|江戸からかみ職人 | 世界|イギリス・ウィリアム・モリス系の壁紙職人 | |
|---|---|---|
| アプローチ | 版木に雲母(きら)や絵具を含んだ具(ぐ=顔料と糊を混ぜたもの)を刷毛で均一に伸ばし、紙に手で摺り込んで模様を写す。木版摺りを基調としながら型紙による捺染や刷毛引き等、複数の技法を併用するのが特徴で、襖・屏風に用いられる | 木版を彫って版画のように紙へ模様を刷り込むブロックプリントで、花や植物をモチーフにした反復模様を大量生産する。壁全体を覆う壁紙(ウォールペーパー)という形式で室内装飾に使われる |
| 使う道具(日本側) | 版木、刷毛、具(顔料と糊を混ぜたもの)、型紙 | |
| 使う素材(日本側) | 和紙、雲母(きら)、顔料、糊 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=京都の『京からかみ』。木版摺りのみを重視する京からかみに対し、江戸からかみは型紙捺染や刷毛引き等も併用する点で対照的とされる
江戸のからかみは、平安期に中国伝来の紋唐紙を国産化した『京からかみ』が中世に襖・屏風の装飾として広まった系譜を継ぎ、江戸の町人文化・武家文化の中で独自の意匠に発達した。関東大震災・東京大空襲で多くの版木を失いながらも職人衆と版元が復興させた歴史を持つ。イギリスは産業革命期の機械化と対比する形でモリスが手工芸としてのブロックプリント壁紙を再評価し、部屋全体を覆う面としての壁紙文化に発達した
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | https://www.dento-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/items/35.html |
関東大震災・東京大空襲で多くを焼失しながらも職人衆と版元・東京松屋が復興させた版木と、木版摺りを基調に型紙捺染・刷毛引きを併用する多様な技法
職人の高齢化・後継者不足、襖・障子のある和室そのものの減少による需要縮小
English: Edo karakami artisan (Edo patterned paper printer)(An Edo karakami artisan spreads a mica-flecked pigment paste across a carved woodblock and hand-presses it onto paper for sliding-door panels, mixing block printing with stencil dyeing and brush techniques in ways Kyoto's older karakami tradition does not.)