日本の生業と、世界の似たサービス > 二風谷アットゥシの織り手
沙流川流域で古くから伝わるとされ、江戸時代には交易品として本州へも渡った。2013年(平成25年)3月8日に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定
| 日本|二風谷アットゥシの織り手 | 世界|北米太平洋岸北西部の先住民による樹皮布・シーダーバーク織物職人 | |
|---|---|---|
| アプローチ | オヒョウ(ニレ科の木)等の樹皮を剥ぎ、内皮を発酵させてから繊維状に裂いて糸に績み(う)、地機(じばた)で織り上げる。通気性・撥水性・耐久性に優れ、江戸期には本州との交易品としても重宝された | 北米先住民(太平洋岸北西部のクワキウトル族等)は杉(シーダー)の内皮を叩いて柔らかくし、編む・撚るなどして布や衣服・儀礼品を作る。樹種も加工法も異なるが、木の皮から布を作るという発想は共通する |
| 使う道具(日本側) | 樹皮を剥ぐ道具、発酵用の容器、地機(じばた) | |
| 使う素材(日本側) | オヒョウ等の樹皮(内皮の繊維) | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=台湾・東南アジア山地民族の樹皮布(タパ等)。樹木の内皮を繊維化して布にする技術は環太平洋の複数の先住民文化に見られる
沙流川流域はオヒョウ等の樹木に恵まれ、アイヌの人々が狩猟採集を軸にした生活の中で身近な樹皮から衣服の素材を得る技術を発達させた。北米先住民も同様に身近な杉の樹皮を衣服・容器の素材として活用する技術を独自に発達させた。両者に直接の伝播関係はなく、樹皮を布にするという発想が異なる大陸で並行して育った点が興味深い
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | https://www.hkd.meti.go.jp/hokis/20130308/ |
オヒョウの樹皮を発酵させ繊維に裂いて糸に績む技術と、2013年に北海道で初めて国の伝統的工芸品に指定されたアイヌの染織文化
アイヌ文化の担い手そのものの減少、原料となる樹木の確保
産地|北海道沙流郡平取町(二風谷)(北海道) 世界の対比先|その他・分類なし
English: Nibutani Attus weaver (Ainu bark-fiber textile maker)(A Nibutani Attus weaver ferments and shreds the inner bark of elm trees into thread, then weaves it on a backstrap-style loom into a breathable, water-resistant cloth that became a valued trade good with mainland Japan in the Edo period.)