日本の生業と、世界の似たサービス > 若狭塗の塗師
江戸時代初期(慶長年間、1596〜1615年頃)に起源を持つとされ、若狭藩主・酒井忠勝が『若狭塗』と命名したと伝わる
| 日本|若狭塗の塗師 | 世界|中東(シリア・レバノン等)の螺鈿象嵌家具職人 | |
|---|---|---|
| アプローチ | 貝殻(アワビ貝等)や卵殻、松葉等を漆地に押し込んでから何度も漆を塗り重ね、研ぎ出すと貝や卵殻の模様が海底の景色のように浮かび上がる。特に箸への応用が突出し、国内で使われる塗箸の約8割を若狭塗が占めるとされる | 木地に螺鈿(貝の薄片)を象嵌のように埋め込み、輪郭をくっきり見せる図案的な意匠が中心。研ぎ出して模様を出すというより、貼り込んだ形そのものを見せる技法が主流 |
| 使う道具(日本側) | 漆刷毛、研ぎ炭、竹べら | |
| 使う素材(日本側) | 漆、アワビ貝・夜光貝等の貝殻、卵殻、松葉、木地(ケヤキ・サクラ等) | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=螺鈿(らでん)細工全般。国内の他産地(南九州・琉球等)にも貝を用いる漆工芸があり、若狭塗はその中でも研ぎ出し技法に特化した産地
若狭(小浜)は北前船の寄港地として若狭湾の貝殻や日本海の素材が集まりやすく、藩主・酒井忠勝が奨励したことで、貝や卵殻を漆の中に沈めて研ぎ出す独自の技法に発達した。中東は宝飾・家具工芸の伝統の中で、貼り付けた螺鈿の形そのものを装飾として見せる方向に発達した
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | 約74工場 |
| ピークの年 | 1955年頃 |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | —(未確認) |
貝殻・卵殻を漆の中に沈めて研ぎ出す技法と、国内塗箸市場の約8割を占めるとされる産地の存在感
職人の高齢化・後継者不足、安価な海外製の量産塗箸との価格競合
English: Wakasa-nuri artisan (Wakasa lacquerware maker)(A Wakasa-nuri artisan presses abalone shell, eggshell, or pine needles into wet lacquer, buries them under further coats, then polishes the surface down until the fragments resurface like a seabed pattern.)