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肥後象がん師世界の似たサービス ─ スペイン・トレドの象嵌職人(ダマスキナード)

江戸時代初期、肥後藩に仕えた鉄砲鍛冶が銃身や刀の鍔に象がんを施したのが始まりとされる

共通の目的鉄の地金に異なる金属を打ち込み、模様を浮かび上がらせる

やり方が、どう違うのか

日本|肥後象がん師世界|スペイン・トレドの象嵌職人(ダマスキナード)
アプローチ鉄地を黒く酸化発色させた上に金・銀の細線を打ち込み、唐草・幾何学模様等を華やかに描き込む。宝飾品・装飾品として金銀の輝きそのものを前面に出す方向で発達した
使う道具(日本側)
使う素材(日本側)

⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。

もうひとつの世界の対比例=国内の京象嵌(きょうぞうがん)。同じ象嵌技法だが京都では意匠がより華やかな傾向を持つとされ、地味を活かす肥後との対比が国内にも存在する

なぜ違いが生まれたのか

肥後(熊本)は細川家の庇護のもと武家の実用品(刀装具)として発達したため、華美を避け『地味の美』を追求する美意識が根付いた。トレドはイスラム統治時代からの金属工芸の蓄積があり、宝飾・観光土産としての市場向けに華やかさを追求する方向で発達した

五感で味わう価値・職人のこだわり

もし消えたら、何が失われるのか

現在(調査時点)
10名超
事業者数(現在)10名超
事業者数(ピーク時)—(未確認)
ピークの年—(未確認)
統計の基準年—(未確認)
後継者不足度★★★★☆
統計の出典URLhttps://kumamoto-kougeikan.jp/archive/higozogan/

失われるもの(数字にならないもの)

布目切り・打ち込み・錆出し・磨き・仕上げの五工程からなる象がん技法と、細川家の庇護下で育った『地味を活かす』美意識

いま直面している問題

職人の高齢化・後継者不足、刀装具需要そのものの消滅によるアクセサリー等新用途への転換の必要性

出典

産地|熊本県熊本市(熊本県) 世界の対比先|欧州

English: Higo zogan artisan (Higo damascene inlay craftsman)(A Higo zogan artisan cross-hatches an iron surface, hammers in threads of gold and silver, then blackens the iron by rusting it so the precious metal alone catches the light against a deliberately somber ground.)