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洋傘職人(東京洋傘)世界の似たサービス ─ イギリス・フォックス・アンブレラズの洋傘職人(19世紀から続く、伝統的な骨組みと生地張りの手仕事で高級洋傘を仕立てる工房)
明治5年(1872年)
共通の目的骨組みに生地を張り、雨風をしのぐための携帯用の道具を仕立てる
やり方が、どう違うのか
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、
世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=フランス・パリの洋傘職人(19世紀のパリで発達した、装飾性の高い婦人用洋傘を仕立てる伝統)
なぜ違いが生まれたのか
東京洋傘は幕末にペリー来航時の洋傘が世間の注目を集めたことをきっかけに、文明開化の象徴として明治期に国産化が進み、日本の気候・生活様式に合わせた改良が重ねられた。イギリスの洋傘は産業革命期の都市生活と結びつき、天候の変わりやすい気候に対応する日用品として発達した
五感で味わう価値・職人のこだわり
- 出会える舞台・空間|東京都中央区日本橋茅場町2-17-9の株式会社市原が、電話での事前予約により傘製作の見学を無料で受け付けている。所要時間は30分から60分、人数は10人まで。産地組合である東京都洋傘協同組合の事務所は台東区浅草橋5-8-1に置かれ、組合のサイトでは加盟する組合企業を男性用・女性用・子供用・日傘・雨傘といった条件から検索できる仕組みになっている。
- 五感|絹・綿・麻という異なる素材の生地が使われ、開いたときの光の透け方や内側の色合いが一本ごとに違う。三角木型に合わせて生地を裁つ「三角裁断」で作った「コマ」と呼ばれる三角形のパーツを、頂点側から縫い上げる「関東縫い」でつなぎ合わせる過程では、生地の張り具合や縫い目の細かさが手に伝わる。傘生地でろくろを包む「ろくろ包み」の部分は、開閉のたびに指先が直接触れる場所になる。
- 異常なこだわり|三角裁断・検反・天紙とダボ布作製・だぼ巻き・ロクロ巻き・中縫い(関東縫い)・天紙取り付けと天かがり・口とじ・中とじ・菊座作製と取り付け・陣笠取り付け・ネーム作製・手元取り付け・仕上げの確認という14の工程が積み重ねられる。骨の関節部分(だぼ)に生地が直接触れないよう当て布をする「だぼ巻き」や、傘を開く際に指を守るためろくろ部分を生地で包む「ろくろ包み」など、使う人からは見えない部分にまで手間がかけられている。裁断した生地は「検反」の工程で異常の有無が一枚ずつ確かめられ、手元の取り付けでは接着剤で中棒と手元が固定される。
- 外国人の驚き|洋傘が日本に伝わったのは1854年、ペリーが日米和親条約締結のために浦賀に来航した際、船長ハリスが持参した洋傘が注目を集めたことがきっかけとされる。開国の場面に、いま日本の伝統的工芸品となっている東京洋傘の起源があるというつながりは、洋傘を「西洋の道具」とだけ捉えがちな外国人には意外な事実になる。菊座・陣笠・露先・天紙といった部品名は、いずれも和の道具に由来する呼び名で、洋傘でありながら日本語の伝統的な名称が今も今も使われ続けている。
- 豆知識|東京洋傘は平成30年(2018年)3月22日、東京都の伝統的工芸品に指定された。東京都伝統工芸42品目のうちの一つに数えられ、主な製造地は台東区・中央区ほかとされる。起源は1872年(明治5年)に洋傘製造会社が組織され、東京の職人たちの手により本格的な生産が始められたことに遡る。傘の先端を保護する石突き、開閉のたびに骨を留める上はじき・下はじきといった部品も使われている。株式会社市原では電話予約により、30分から60分の傘製作見学を10人まで無料で受け付けている。
もし消えたら、何が失われるのか
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
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| ピークの年 | —(未確認) |
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| 統計の基準年 | —(未確認) |
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| 後継者不足度 | ★★★★★ |
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| 統計の出典URL | —(未確認) |
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失われるもの(数字にならないもの)
幕末にペリーの洋傘が世間を驚かせたことに始まり、明治5年の坂本商店による国産化を経て100年以上ほぼ同じ手法を守り続けてきた、東京の洋傘づくりの手仕事
いま直面している問題
海外製の安価な洋傘の普及による国内生産の縮小、職人が十数名のみという後継者の枯渇
出典
産地|東京都(東京都) 世界の対比先|欧州
English: Tokyo yogasa (Tokyo Western-style umbrella)(Tokyo yogasa are handmade Western-style umbrellas descended from Japan's first domestically produced umbrella in 1872, a craft now carried on by only a dozen or so artisans and officially designated in 2018.)