日本の生業と、世界の似たサービス

日本の生業と、世界の似たサービス > 張子人形師(おばけの金太)

張子人形師(おばけの金太)世界の似たサービス ─ ドイツ・ニュルンベルクのからくり玩具職人(紐やぜんまい仕掛けで表情や動きが変化する、ユーモラスな機構玩具を作る欧州の伝統玩具職人)

江戸時代・嘉永年間(1848〜1854年、人形師西陣屋彦七による人形化)。モデルとされる足軽の逸話は加藤清正の築城期(16世紀末〜17世紀初頭)に遡る

共通の目的紐を引くと仕掛けが動くユーモラスな張子人形で、見る人を笑わせる

やり方が、どう違うのか

日本|張子人形師(おばけの金太)世界|ドイツ・ニュルンベルクのからくり玩具職人(紐やぜんまい仕掛けで表情や動きが変化する、ユーモラスな機構玩具を作る欧州の伝統玩具職人)
アプローチドイツ・ニュルンベルクは中世から続く玩具の都として知られ、ぜんまいや紐の仕掛けで動くからくり玩具(オートマタの原型)を伝統的に作ってきた。表情や動きの変化で人を楽しませるという発想はおばけの金太と共通するが、機構の精緻さよりも竹バネというシンプルな仕掛けで最大の驚きを生む点に日本的な省略の美学がある
使う道具(日本側)
使う素材(日本側)

⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。

もうひとつの世界の対比例=メキシコのアラーマ人形やロシアのマトリョーシカに見る『仕掛け・驚き』を主眼にした民芸玩具全般

なぜ違いが生まれたのか

おばけの金太は実在した足軽の逸話という庶民的なユーモアの記憶から生まれ、竹バネという単純な仕掛けで『あかんべえ』という一発芸的な驚きを表現する方向に発展した。ニュルンベルクのからくり玩具は宮廷文化や時計技術の蓄積を背景に精緻な機構を追求した点で発展の系譜が異なる

五感で味わう価値・職人のこだわり

もし消えたら、何が失われるのか

現在(2023)
1
事業者数(現在)1
事業者数(ピーク時)—(未確認)
ピークの年—(未確認)
統計の基準年2,023
後継者不足度★★★★★
統計の出典URLhttps://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/213485.pdf

失われるもの(数字にならないもの)

加藤清正の熊本城築城にまつわる実在の足軽の逸話に由来し、江戸時代から仕掛けを変えず作り続けられてきた『あかんべえ』のからくりと、10代続く厚賀家の系譜が失われる

いま直面している問題

10代にわたり継承されてきた家業だが担い手は1名で、竹バネという経年劣化しやすい仕掛けの技術を次世代にどう伝えるかが課題

出典

産地|熊本県熊本市(熊本県) 世界の対比先|欧州

English: Obake no Kinta (Kumamoto trick doll)(Obake no Kinta is a papier-mache trick doll from Kumamoto City modeled on a foot soldier famed for his comic face when Kato Kiyomasa built Kumamoto Castle, whose eyes flip and tongue pops out on a bamboo-spring mechanism when its string is pulled.)