日本の生業と、世界の似たサービス > 鐔工(肥後鐔)
安土桃山〜江戸時代初期(林又七を祖とする林派が肥後金工の起点とされる)
| 日本|鐔工(肥後鐔) | 世界|欧州の甲冑・剣の装飾金工師(ミラノやトレドで刀身そのものではなく、鍔・柄・鞘金具の装飾を専門とした職人集団) | |
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| アプローチ | 林・平田・西垣・志水の四流派を中心に、鉄地に透かし彫りや布目象嵌で文様を表す。林派は精緻な透かしと布目象嵌、平田派は真鍮・赤銅と覆輪、西垣派は繊細優美な表現、志水派は鉄地に鷲や龍を大胆に象嵌するなど流派ごとに作風が分かれる | 欧州では刀身を打つ刀工(ブレードスミス)と、柄・鍔・鞘の装飾金工を担う職人(ヒルトメーカー)が分業し、後者は貴金属の象嵌や彫金で権威や身分を表現する装飾に特化した |
| 使う道具(日本側) | 鏨(たがね)、金鎚、象嵌用の金銀線 | |
| 使う素材(日本側) | 鉄、真鍮、赤銅、金、銀 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=スペイン・トレドのダマスキナード職人(黒地の鉄や鋼に金銀の線を象嵌する装飾金工の伝統)
日本刀は鍔が着脱可能な独立部品として発達したため、刀工とは別に鍔だけを専門とする鐔工という職業が成立した。肥後藩では武将細川家の茶道・武具趣味の後押しで鍔が実用具から鑑賞具へと発展し、四流派が競い合う独自の様式を生んだ
| 事業者数(現在) | 1 |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | 2,023 |
| 後継者不足度 | ★★★★★ |
| 統計の出典URL | https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/213485.pdf |
鉄地の質感を活かした『渋み』を美とする肥後鐔独特の美意識と、林・平田・西垣・志水の四流派が400年かけて磨いた透かし・布目象嵌の技法が、担い手1名をもって途絶える危機にある
登録されている担い手が1名のみで、林・平田・西垣・志水という4流派の技法差を実演できる後継者の確保が課題
English: Higo tsuba (sword-guard) craftsmanship(Higo tsuba are iron sword guards from Kumamoto prized for restrained, unornamented iron surfaces cut with openwork and inlay by four historic schools, valued by collectors worldwide as a minimalist counterpoint to more ornate Kaga damascene.)