日本の生業と、世界の似たサービス > 仏壇職人(東京仏壇)
江戸時代(元禄期に江戸の指物師が原型を作り、1840年頃に唐木仕立てが確立)
| 日本|仏壇職人(東京仏壇) | 世界|北米・欧州のホームチャペル/プレイヤーデスク職人(キリスト教家庭の中に祈りの場を作り付ける、教会調度を手がける木工職人の系譜) | |
|---|---|---|
| アプローチ | 元禄期、江戸の指物師が仕事の合間に桑や欅などの堅木材を使い、比較的淡白で飾りの少ない仏壇を作りだしたのが始まりとされる。黒檀・紫檀等の唐木を最初に使ったのは江戸仏師三代目安田松慶(1840年頃)と伝わる。彫刻(地彫り・崩し彫り・透し彫り)、精製漆の摺り漆仕上げ、釘を使わない指物の組み立てを一貫して行う | 欧米では家庭内に恒久的な祭壇を持つ習慣自体が一般的でなく、教会の祭壇・聖具は石工・木工・金工の専門職人が分業して製作し、家庭では簡素な十字架やイコン、プレイヤーデスク(祈祷用の小机)を置く程度にとどまる |
| 使う道具(日本側) | 彫刻刀(地彫り・透し彫り用)、漆刷毛、指物用の鑿・鉋 | |
| 使う素材(日本側) | 黒檀・紫檀等の唐木、桑、欅、金箔、精製漆 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=台湾の神桌(シンタク)職人(漢民族の祖先祭祀用の祭壇家具を作る工房。位牌を祀る東アジア共通の家庭内祭祀文化の系譜)
日本は江戸時代の寺請制度(檀家制度)により各家庭が仏壇を持つことが定着したため、家庭用調度として仏壇そのものを一式仕立てる木工・彫刻・漆の総合工芸が発達した。欧米はキリスト教の礼拝が教会という公共空間に集約されたため、家庭用の常設祭壇を専門に作る職人の系譜自体が育たなかった
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | —(未確認) |
寺院の意匠の影響を受けた緻密な彫刻と、唐木や桑の木目を生かした重厚で簡素な質感という『江戸仏壇ならではの美意識』が失われ、家具調仏壇に置き換わっていく流れに歯止めがかからなくなる
東京都公式ページによれば、寺院の様式と無縁な家具調仏壇の増加が進んでおり、伝統に根ざした仏壇づくりを維持する事業者が相対的に少数派になっているとみられる
産地|東京都台東区・荒川区周辺(東京都) 世界の対比先|欧州
English: Tokyo Buddhist altar (Tokyo butsudan)(Tokyo butsudan are household Buddhist altars built by Edo joiners since the Genroku era, prized for restrained rosewood-and-ebony joinery and temple-inspired carving rather than the gilded, lacquer-heavy altars of other regions.)