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塗師(浄法寺塗)世界の似たサービス ─ ドイツ・黒い森(シュヴァルツヴァルト)の木工旋盤職人(無地・単色のオイル仕上げで木の質感を生かす日用食器の伝統)

奈良時代(伝承では728年、天台寺建立期)、経済産業大臣指定は1985年(昭和60年)

共通の目的国産漆で日用の椀や皿を無地に塗り上げ、使うほどに艶が増す器を仕立てる

やり方が、どう違うのか

日本|塗師(浄法寺塗)世界|ドイツ・黒い森(シュヴァルツヴァルト)の木工旋盤職人(無地・単色のオイル仕上げで木の質感を生かす日用食器の伝統)
アプローチ黒い森の木工旋盤職人は、地元産のモミ・トウヒ材をろくろで挽き、亜麻仁油等の植物油を染み込ませる単純な仕上げで日用の椀や皿を作る。装飾を排し木の質感そのものを生かす点は浄法寺塗の「無地」志向と重なるが、漆のような塗膜を重ねて艶を作る技法は用いない
使う道具(日本側)
使う素材(日本側)

⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。

もうひとつの世界の対比例=米国アパラチア山地のシェーカー木工職人(装飾を排し実用と質感を重視する木工哲学が、浄法寺塗の無地志向と通じる)

なぜ違いが生まれたのか

浄法寺は寒冷な気候がウルシの木の樹液(漆)の採取に適し、天台寺という仏教寺院を中心に漆工技術が発達したため、実用の器を漆で保護しながら使うほどに艶が増す『育てる漆器』という文化が根付いた。一方黒い森は針葉樹の森林資源が豊富だったため、油を染み込ませるだけの簡便な仕上げで木そのものの耐久性を生かす方向に発達した

五感で味わう価値・職人のこだわり

もし消えたら、何が失われるのか

事業者数(現在)—(未確認)
事業者数(ピーク時)—(未確認)
ピークの年—(未確認)
統計の基準年—(未確認)
後継者不足度★★★★☆
統計の出典URLhttps://www.tohoku.meti.go.jp/s_densan/iwate_04.html

失われるもの(数字にならないもの)

国産漆の7割を担う漆掻き職人の技術と、無地の単色仕上げで『使うほどに艶が増す』という浄法寺塗の美意識が失われ、国内最大の漆産地としての地位そのものが揺らぐ

いま直面している問題

国産漆の需要は根強いが、漆掻き職人の高齢化・後継者不足が国内最大産地としての供給基盤を揺るがしている(岩手県浄法寺漆生産組合の情報を踏まえた一般的な業界課題として記載。数値の直接確認はできず)

出典

産地|岩手県二戸市浄法寺町(岩手県) 世界の対比先|欧州

English: Joboji-nuri lacquerware(Joboji-nuri is a plain, single-color lacquerware from Ninohe City, Iwate, home to about 70% of Japan's domestic raw lacquer production, finished simply in vermilion, black, or amber to grow more lustrous with daily use.)