日本の生業と、世界の似たサービス > 紙漉き職人(大洲和紙)
平安時代(伝承としての起源)、昭和52年(1977年)に通産大臣指定
| 日本|紙漉き職人(大洲和紙) | 世界|英国の版画用紙工房(トゥー・リバーズ・ペーパーミル等、美術・版画用に手漉きの高級紙を今も生産する英国の製紙工房) | |
|---|---|---|
| アプローチ | 平安時代から作られていたとされ、大洲藩領だった内子町を中心に発展した。明治〜大正期には小田川沿いに製紙工場が建ち並び業者数430名を超える最盛期を迎えた。昭和52年(1977年)に通産大臣指定伝統的工芸品となり、書道用紙は質量ともに日本一とされる | 英国の版画用紙工房は、綿ぼろ布や亜麻を原料にした「コットンラグペーパー」の伝統を持ち、美術版画・水彩画用の高級紙として今も一定の需要を保っている。原料が植物の樹皮(楮等)ではなく繊維くずである点、対象が書道ではなく版画・水彩である点が大洲和紙と異なる |
| 使う道具(日本側) | 漉き桁、漉き簀、流し漉き用の道具一式 | |
| 使う素材(日本側) | 楮、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)、麻、竹、わら、トロロアオイ | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=インド・サンガネールの手漉き紙職人(ラジャスタン州、綿ぼろ布を原料にする手漉き紙の産地)
大洲は小田川という清流に恵まれ、楮・三椏・雁皮・麻など多様な植物繊維を漉き分ける技術が発達したため、薄くても強靭な書道用紙という高い専門性を獲得した。一方英国は綿工業が発達した歴史的背景から、繊維くず(ラグ)を再利用する製紙が定着し、版画・美術用途への特化が進んだ
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | 430 |
| ピークの年 | 明治〜大正期 |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | https://www.jtco.or.jp/japanese-crafts/?act=detail&id=66 |
最盛期に430名を超える業者を抱えた四国有数の和紙産地としての歴史と、日本一とされる薄さと強度を両立する書道用紙の技術が失われる
確認できていない(JTCO掲載ページに現状の課題についての直接記載は確認できなかった)
English: Ozu washi (Ozu handmade paper)(Ozu washi is a handmade paper from Ehime's Uchiko area, prized above all as Japan's finest calligraphy paper, that once supported over 430 paper-making businesses along the Oda River during its Meiji-Taisho peak.)