日本の生業と、世界の似たサービス > 竿師(加賀竿)
江戸時代(鮎釣り奨励期に発祥、元禄期に専業の竿師が登場)
| 日本|竿師(加賀竿) | 世界|英国・米国の手作り竹製フライロッド職人(スプリットケーン式フライロッド、ペイン・ロッド〈Payne Rod〉等の系譜) | |
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| アプローチ | 江戸時代、加賀藩が武士の鍛錬として鮎釣りを奨励したことに始まり、元禄期(1688〜1704年頃)から専業の竿師が現れ、継ぎ竿を作るようになった。竹を高温で火入れして強度を高め、塗り・継ぎ・接着のすべての工程に漆を用いる約120にも及ぶ工程を経て仕立てられる | 英米のスプリットケーン式フライロッドは、竹を細く割いて三角形の断面材を複数枚(通常6枚)貼り合わせる「ヘキサゴナル」製法で竿を作り、フライフィッシングという西洋の毛鉤釣りの投げやすさ・しなり方に特化して発達した |
| 使う道具(日本側) | 小刀、火入れ道具、漆刷毛、継ぎ用の口金 | |
| 使う素材(日本側) | 竹(女竹等)、漆 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=フランスの「カンヌ・オ・クー」職人(コンペティション用の一本竹竿を仕立てる、欧州大陸のノベロッド系フィッシングロッド職人)
加賀竿は鮎釣りという急流での引き味を重視したため、一本の竹をそのまま生かしつつ漆で堅牢に仕上げる方向に発達した。一方英米のフライロッドは、遠くへ毛鉤を投げる「キャスティング」の精度を追求したため、竹を割いて貼り合わせる複合構造によって竿のしなりを精密に設計する方向に発達した
| 事業者数(現在) | 1 |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | 2024年11月6日 |
| 後継者不足度 | ★★★★★ |
| 統計の出典URL | https://www.pref.ishikawa.lg.jp/kinyuu/keieishien/documents/99ichiran.pdf |
現存する職人がただ1人とされる、約120工程を経て一本の竹から仕立てる加賀竿の技術と、武士の鍛錬として始まった鮎釣り文化の系譜が完全に途絶える
現存する職人がただ1人という報道があり、後継者育成のための専門塾に大学生が入塾するなど、技術継承が危機的な状況にあることが報じられている
English: Kaga fishing rod (Kaga-zao)(Kaga-zao are lacquered bamboo fishing rods from Kanazawa built through roughly 120 hand steps, a craft that grew out of samurai-encouraged ayu (sweetfish) fishing and today survives with a single known rod maker.)