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仏壇職人(長岡仏壇)世界の似たサービス ─ ドイツの家庭用祭壇(Hausaltar、私的な礼拝のための扉付き木製祭壇家具)
17世紀(寺社大工・仏師の冬場の仕事として始まったとされる)。1980年〈昭和55年〉10月16日に国の伝統的工芸品指定
共通の目的家庭内に宗教的な対象を安置し、日々祈りを捧げるための調度品を作る
やり方が、どう違うのか
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、
世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=フィリピンの「ウルナ(urna)」(聖人像を納めるガラス扉付きの木箱、カトリック家庭で日々の祈りの対象として飾る文化)
なぜ違いが生まれたのか
17世紀、寺社大工・仏師の冬場の仕事として始まり、長岡藩が浄土真宗を保護する政策をとったことと、位牌を祀る仏壇そのものへの家庭需要の高まりが重なって産地として発達したとされる。欧州は宗教改革前後の富裕な家庭が私的な礼拝の場を求め、教会祭壇を小型化した家具として発達させた
五感で味わう価値・職人のこだわり
- 出会える舞台・空間|長岡地域仏壇組合の事務所は長岡市関原町5-5の廣川佛壇店内に置かれ、主要生産地は長岡市・小千谷市・十日町市の3市にまたがる。江戸時代、寺院や社殿の建立のために全国から集まった宮大工・仏師・彫刻師・塗師といった職人が、雪深い冬の内職として仏壇づくりを始めた土地でもある。1964年(昭和39年)創業の廣川佛壇店や、1872年(明治5年)創業の大平仏壇(長岡市東坂之上町2-4-12)など、老舗の仏壇店が長岡市内に構える。組合は継続的に地元小学校に赴いて製作体験学習会を実施している。
- 五感|仏壇をダイナミックに飾る立体感のある彫刻や、見事な木目を大胆に使った欅(けやき)の戸板、本漆を何度も炭で磨き上げてつやを出す呂色(ろいろ)技法によって、チリひとつない深い光沢の滑らかな表面が生まれる。呂色塗り・木目出し塗り・砂粉塗り・梨子地塗り・青貝塗りという塗装技法の違いによって、黒漆の艶、砂粒のようなざらつき、貝の輝きという異なる質感が一台の仏壇の中に並ぶ。この塗装作業には最低でも3ヶ月、一般的には半年ほどの根気が必要とされる。
- 異常なこだわり|彫刻は丸彫り・平彫り・重ね彫りを使い分け、木地にはケヤキ・ヒノキ・ヒメコマツ・ヒバ・イチイ・ホオが使われる。宮殿(くうでん、各宗派の寺院の内陣宮殿を仏壇用に縮小したもの)は、他地域では二ツ屋根か一ツ屋根が通常のところ、長岡仏壇では三ツ屋根で作られる。金具には銅や銅合金、真鍮の板が使われ、木目をどれだけきれいに見せることができるかが腕の見せ所とされている。生活様式の変化で仏壇離れが進む中でも、新しい意匠に挑戦して全国コンクールで受賞を重ねている職人もいる。
- 外国人の驚き|台座と本体を分離できる組立方式によって、仏壇が壊れたら買い替えるのではなく、数十年後に「洗濯・塗替」という工程で分解して塗装し直し、また組み立てるという発想が最初から設計に組み込まれている。唐破風(からはふ)と、小さな三角形の千鳥破風(ちどりはふ)からなる二重屋根を持つ「三ツ屋根式宮殿」の彫刻も特徴で、修理を前提にした作り方と豪華な装飾とが両立している点は、消耗品として家具をとらえがちな外国人には意外な事実になる。
- 豆知識|長岡仏壇は17世紀頃、寺院建設のために全国から集まった宮大工や仏師の冬の内職として始まったとされる。長岡藩が行った浄土真宗の保護政策と、各家庭で位牌をまつる習慣が定着したことによって広まり、昭和55年(1980年)10月16日に経済産業大臣から伝統的工芸品の指定を受けた。近年は「天の川」「曜変天目」と名付けられた創作壇「宙(そら)」シリーズや、アルミ製の蒔絵ぐい呑み、疫病退散を願う「アマビエ観音」のブローチやストラップなど、伝統的な仏壇の技術を使った新しい製品も作られている。
もし消えたら、何が失われるのか
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
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| ピークの年 | —(未確認) |
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| 統計の基準年 | —(未確認) |
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| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
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| 統計の出典URL | —(未確認) |
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失われるもの(数字にならないもの)
台座と主体を分離できる組立方式によって「100年経っても塗り替えれば新しくなる」という、仏壇を使い捨てず修復して継ぐ発想と、三ツ屋根式宮殿を組む彫刻技術
いま直面している問題
核家族化・住宅の洋室化による仏間を持つ家庭の減少、彫刻等の分業体制を支える職人の高齢化
出典
産地|新潟県長岡市(新潟県) 世界の対比先|欧州
English: Nagaoka Butsudan (repaintable modular altar)(Nagaoka butsudan separates into a base stand and a shrine section, so that even a century later it can be repainted and reassembled to look new again.)