日本の生業と、世界の似たサービス > 太鼓職人(和太鼓)
太鼓自体は古墳時代の埴輪にも太鼓を抱えた人物像が見られるほど起源が古く、祭礼・軍陣・能楽等の用途で各地に太鼓製作の系譜が分かれて発達した
| 日本|太鼓職人(和太鼓) | 世界|ヨーロッパのドラム・シェルビルダー(スネアドラム等の胴製作者) | |
|---|---|---|
| アプローチ | 欅等の丸太をくり抜いて一体の胴を作り、牛革を鋲や締め紐で張って音を作る。乾燥・くり抜きだけで数年を要することもある | 薄い木材の板を曲げて円筒状に接ぎ合わせた胴(シェル)を作り、金属フープでプラスチックや動物皮のヘッドを張力調整しながら張る。分解・調律のしやすさに振り切る |
| 使う道具(日本側) | くり抜き用の鑿・ノミ、鋲打ち道具、革張り用の締め具 | |
| 使う素材(日本側) | 欅等の木材、牛革、鋲 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=アフリカのジェンベ職人(一本の木をくり抜く点、及び動物皮を張力で張る点が近い参考比較)
日本の太鼓は寺社の祭礼・能楽・軍事の合図等、一度作れば長く使う「据え置き」の楽器として、丸太を丸ごとくり抜く重厚な作り方が発達した。西洋のドラムは行進・オーケストラ等「持ち運び、頻繁に調律し直す」実用のため、分解・張力調整できる構造に発達した
| 事業者数(現在) | 2 |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | ─ |
| 統計の基準年 | 令和5年3月現在 |
| 後継者不足度 | ★★★☆☆ |
| 統計の出典URL | https://www.pref.kumamoto.jp/uploaded/attachment/213485.pdf |
欅の丸太をくり抜くのに数年を要する胴作りの技術と、祭礼・郷土芸能を支える太鼓の音色が失われる
欅等の良材の確保難、乾燥・くり抜きに年単位の時間がかかることによる生産効率の低さ、後継者不足
English: Wadaiko (Japanese drum)(A wadaiko maker hollows a single log of keyaki wood into a drum shell over months or years, then stretches cowhide across the heads by hand.)