日本の生業と、世界の似たサービス > 東京染小紋の染師
17〜19世紀中盤(江戸時代)、諸大名が江戸城に登城する際の裃に模様を染めたことから発達し、1976年(昭和51年)6月2日に経済産業大臣指定伝統的工芸品に指定
| 日本|東京染小紋の染師 | 世界|フランス・リヨンの捺染絹職人(微細な一色染めの型染め伝統) | |
|---|---|---|
| アプローチ | 1枚の型紙(伊勢型紙)を使い、防染糊を置いてから一色で染め上げる『型付け』技法。江戸城に登城する大名の裃(かみしも)に模様を入れたことに始まり、遠目には無地に見えるほど細かい模様を単色で表現する、渋く粋な美意識に発達した | 版や型で反復模様を布に捺染する技法はヨーロッパにも存在するが、多くは多色使いで模様そのものを目立たせる意匠が主流。単色で、かつ模様が遠目にはほとんど見えないほど微細であることを美とする発想は薄い |
| 使う道具(日本側) | 伊勢型紙、防染糊用のへら、染料、蒸し箱 | |
| 使う素材(日本側) | 絹(縮緬等)、伊勢型紙(渋紙)、染料 | |
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、 世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=京都の京小紋、江戸更紗。同じ小紋でも京小紋はより多彩な意匠を持つ傾向があるとされ、単色・微細さを競う江戸小紋との違いが対比になる
江戸小紋は諸大名が裃に用いたことから、家ごとに模様(定め小紋)で格式を示す必要が生じ、目立たない中に精緻さを競う美意識が育った。江戸中期以降は町人文化にも広がり庶民の着物・羽織にも用いられた。ヨーロッパは模様を目立たせて豪華さを競う宮廷文化の中で発達したため、単色・微細という発想には至らなかった
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
|---|---|
| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
| ピークの年 | —(未確認) |
| 統計の基準年 | —(未確認) |
| 後継者不足度 | ★★★★☆ |
| 統計の出典URL | https://www.dento-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/items/02.html |
1枚の型紙で単色染めながら遠目には無地に見えるほどの精緻さを競う『粋』の美意識と、大名の裃の格式から生まれた模様の体系
型紙を彫る職人(伊勢型紙彫師)を含めた分業体制の担い手不足、着物需要そのものの縮小
English: Tokyo somekomon dyer (Edo fine-pattern stencil dyer)(A Tokyo somekomon dyer uses a single stencil and a single color of dye to print a pattern so fine it reads as solid cloth from a distance, a restraint that began when feudal lords used the tiny motifs to mark family rank on their formal dress without appearing to show off.)