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金継ぎ職人世界の似たサービス ─ 欧州の陶磁器リベット修理職人(china riveter、金属の鋲で割れた陶磁器を接着剤なしに固定する伝統技術)
室町時代後期〜安土桃山時代(茶の湯の隆盛と共に広まったとされるが、起源の年代は資料により幅がある)
共通の目的割れた・欠けた器を修復し、再び使えるようにする
やり方が、どう違うのか
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、
世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=中国の鋦瓷(じゅくじ、锔瓷)技術(金属の鎹で割れた陶磁器を固定する古来の技法。日本の金継ぎのルーツの一つとする説もある)
なぜ違いが生まれたのか
日本は茶の湯の「侘び・寂び」の美意識で傷こそ器の個性・歴史として愛でる文化があった。欧州は磁器が貴重品だった時代に修理業者が実用重視で安価に直す職業として発達した
五感で味わう価値・職人のこだわり
- 出会える舞台・空間|東京都港区南青山の「うつわ御結 Hanare」(南青山6-12-12、表参道駅徒歩7分)では、初心者向けの「かんたん金継ぎ」と本漆を使う「本金継ぎ」のワークショップが定期的に開かれ、割れた器を自分で持ち込んで(1人2点まで)その日のうちに持ち帰ることができる。修理の持ち込みは南青山5-4-29の店舗(営業12:00〜18:00、火曜定休)、郵送の場合は東京都江戸川区南篠崎町の窓口(京橋白木株式会社東京LC内)で受け付けている。
- 五感|本金継ぎは本漆を小麦粉や木粉に配合してパテと接着剤をつくり、仕上げに純金の粉をまく。簡易金継ぎはエポキシ樹脂のパテに合成漆と真鍮粉を使う。金の粉のかわりに銀の粉で仕上げる銀継ぎもあり、同じ継ぎ目でも金か銀かで器に浮かぶ色合いはまるで違う。漆が乾くのを一工程ごとに待ちながら少しずつ仕上げていく作業と、樹脂で短時間に固める作業とでは、器と向き合う時間の質もまるで違う。修復にあたる伝統工芸士は「なぜこの器を大事にしているのか、どんな思い入れがあるのかを話してくださるお客様が多く、直す側としても気合いが入ります」と話しており、器にまつわる思い出を聞きながら手を動かす時間そのものも金継ぎの味わいの一部になっている。
- 異常なこだわり|本金継ぎが90日〜120日、簡易金継ぎでも3〜4週間かかるのは、天然の漆が湿度70%以上・温度25度以上を保った環境でなければ乾かない性質のためで、1工程ごとに乾燥を待つ時間が積み重なっていく。同じ器を二度と作れないからこそ、乾燥に日数がかかっても近道をせず、天然の漆にこだわり続けるという考え方が本金継ぎの基本になっている。協会の伝統工芸士は「食べ物をのせる食器は自然素材を使用する本金継ぎが望ましいが、飾り皿などは簡易金継ぎでも問題ない」と、用途によって技法を使い分けているという。
- 外国人の驚き|協会では本金継ぎ・簡易金継ぎのほかに、銀の粉で仕上げる銀継ぎ、共継ぎまで、予算と器に応じて4種類の技法から選べる。修理の対象も陶磁器だけでなくガラスの器まで広がっており(難易度は上がるという)、割れたら買い替えるという発想ではなく、素材や状況に応じて直し方を選ぶという考え方そのものに驚く外国人が多いという。
- 豆知識|重要文化財の青磁茶碗「馬蝗絆」は、伝承では室町幕府の将軍・足利義政が所持していたが、ひびが入ったため代わりを求めて中国に送ったところ、当時の中国にはもう同等の青磁茶碗がなく、割れ目を鎹(かすがい)で留めて送り返されてきたと伝わる。この金属の鎹跡がイナゴのように見えたことから「馬蝗絆」と名づけられ、割れを隠さずに直す発想が金継ぎの原点の一つとされる。簡易金継ぎで使う合成漆も、食器に使って問題のない鉛含有量かどうかを食品安全衛生検査で確かめたものだけが使われており、郵送での依頼では割れた破片を1センチ程度のものまで一つずつ緩衝材で包むよう案内されている。金継ぎの普及に取り組む一般社団法人日本金継ぎ協会は2021年4月の設立で、代表理事は業務用陶磁器の販売会社の4代目にあたり、2020年に金継ぎと出会って陶磁器の廃棄問題に直面したことが設立のきっかけになったという。
もし消えたら、何が失われるのか
| 事業者数(現在) | —(未確認) |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
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| ピークの年 | —(未確認) |
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| 統計の基準年 | —(未確認) |
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| 後継者不足度 | ★★☆☆☆ |
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| 統計の出典URL | —(未確認) |
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失われるもの(数字にならないもの)
「壊れたものを直して長く使う」という日本の美意識と、漆という天然接着剤を使う技術
いま直面している問題
天然漆の高騰・国産漆の供給不足、資格制度が無く技術水準にばらつきがあるとの指摘
出典
産地|全国に分散(京都・東京に工房が多い) 世界の対比先|欧州
English: Kintsugi (golden joinery)(A repair technique that mends broken ceramics with lacquer and gold, treating the crack itself as part of the object's beauty rather than a flaw to hide.)