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陶芸家・窯元(波佐見焼)世界の似たサービス ─ 北欧(スカンジナビア)の食器デザイナー・工房(機能美を重視したミニマルな量産食器の系譜)
慶長4年(1599年)、朝鮮出兵から帰った大村藩主が朝鮮人陶工に窯を築かせたのが始まりとされる
共通の目的無駄をそぎ落とした、日常使いしやすい量産食器を作る
やり方が、どう違うのか
⚠ 「使う道具」「使う素材」は日本側のみ調べています(世界側は同じ条件で確かめられていないため、
世界側の比較値は作っていません)。
もうひとつの世界の対比例=アメリカのHeath Ceramics等、機能美と量産性を両立させる現代スタジオ食器メーカー
なぜ違いが生まれたのか
波佐見は江戸時代に藩の奨励で日用食器の大量生産地となり「くらわんか碗」など庶民向けの器で発展した。北欧は20世紀の機能主義(モダニズム)の中で「良いデザインを万人へ」という思想から量産食器が発達した。いずれも「贅沢品でなく日用品としての器の民主化」を志向した点で対比が成立する
五感で味わう価値・職人のこだわり
- 出会える舞台・空間|波佐見町井石郷のやきもの公園には、古代から近世の窯12基を再現した野外博物館「世界の窯広場」と、波佐見焼の歴史資料を展示する陶芸の館が隣接する。国指定史跡「肥前波佐見陶磁器窯跡」を構成する畑ノ原窯跡は、残存長54.4m・窯室24余りの連房式登窯で、17世紀には国内有数の青磁を焼いた。波佐見焼発祥の地とされる中尾山には中尾山伝習館・中尾山交流館があり、山あいの窯元が今も工房を構える。
- 五感|透けるような白磁に呉須の藍色で絵付けした「染付」は、透かし彫りや編目模様と組み合わされ、見る角度で表情を変える。天草陶石を原料にすると焼き縮みが少なく、上品な白さに焼き上がる。下絵付では高温で発色する顔料を使って模様を定着させ、素焼は約900度、本焼成は約1300度、上絵付の焼成は約800度と、工程ごとに火の温度が変わる。江戸時代の庶民向け食器「くらわんか碗」は簡単な染付文様を施した厚手で丈夫な器で、素朴な手ざわりが日常使いを支えた。陶芸の館では「絵付・コップ他400円〜」から呉須で線を引く感触を、中尾山伝習館では手びねりで土をこねる感触を、それぞれ味わえる。
- 異常なこだわり|慶長4年、波佐見町村木の畑ノ原・古皿屋・山似田の3か所に連房式階段状登窯を築いてやきものづくりを始め、初期の施釉陶器から磁器へ転換したのちは、江戸後期には染付の生産量が全国有数の規模に達した。成形だけでも機械ロクロ・ローラーマシン・手ロクロ・鋳込みという複数の方式を使い分け、素焼・下絵付・釉かけ・本焼成・上絵付という工程を経てから、厳しい検査を経て初めて出荷される。大村藩が窯業の指導・管理にあたった皿山役所跡や、陶石を採掘した三股砥石川陶石採石場も、国指定史跡の一部として今に残る。
- 外国人の驚き|「くらわんか碗」の名は、淀川を行き交う船に酒や食べ物を売り歩いた小舟が「食らわんか、くらわんか」と声をかけながら漕ぎ寄せたことに由来する。揺れる船の上で使われた庶民の器の名前が、遠く離れた波佐見の窯元の代表作に付いているという結びつきは、外国人には意外な発見として語られる。1650年頃から明治末期頃まで、波佐見の窯元はオランダ貿易向けの酒・醤油容器「コンプラ瓶」も焼き、海外の著名人にまで届いていた。
- 豆知識|1957年に露天商として創業したマルヒロは、2000年に主力商品を"ガサもの"からA品へ切り替え、2002年に「洒落陶」ブランドを発表したのち、2010年に三代目・馬場匡平氏が新ブランド「HASAMI」を波佐見焼として初めて展示会で発表した。やきもの公園内の陶芸の館は無料で入館でき(火曜休館)、絵付け・ろくろ体験は400円から、中尾山伝習館では手びねりのお茶碗づくり(5,000円・約90〜120分)が土日を中心に体験できる。
もし消えたら、何が失われるのか
| 事業者数(現在) | 確認できていない |
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| 事業者数(ピーク時) | —(未確認) |
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| ピークの年 | —(未確認) |
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| 統計の基準年 | ─ |
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| 後継者不足度 | ★★★☆☆ |
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| 統計の出典URL | ─ |
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失われるもの(数字にならないもの)
慶長4年(1599年)の開窯以来400年余り「産地名を出さないOEM」に徹してきた歴史と、2000年代に「HASAMI」として自ら名乗り出た転換の物語
いま直面している問題
安価な輸入食器との価格競争、有田焼との産地ブランドの線引きの難しさ、後継者不足
出典
産地|長崎県波佐見町(長崎県) 世界の対比先|欧州
English: Hasami ware (Hasami yaki)(A Hasami ware maker produces pared-down, Scandinavian-influenced porcelain tableware in a 400-year-old town that long supplied dishes anonymously under other regions' names.)